マイナス金利って?マイナス金利導入の目的とリスク②

第2回 マイナス金利のリスクについて

 

 あっという間の一週間でしたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?今日の株価1000円近くも上がりましたが、この一週間の金融市場は、乱高下で波乱の展開となりました(年初から波乱含みですが)。すでに、日経平均株価は防衛ラインである16,000円を割り込んでしまった状態です。その原因として、①これまで、世界経済を引っ張ってきた米国経済への不安が台頭してきたことや中国その他新興国等の不確実性の増大など懸念が深まっていること。②FRBの追加利上げ後退による影響や投機資金がリスク資産から安全資産への流入などが挙げられます。複雑で多面的な影響(国際政治や国際経済が原因)により政策当局(日本政府・日本銀行)の思惑とは違う結果となっているようです。もちろん、中長期で見ていかなければわからないものですが。前置きがながくなりましたが今回は、マイナス金利のリスクや影響について学びたいと思います。

 

① 信用収縮:今まで銀行は、超低金利のなか国債を購入することによって少なからず利息が貰えてましたが、マイナス金利になってしまうと買う側がその分を支払わなければならない状態なってしまいます。日本の経済が少なくとも成長(正しく成長している状態であればマイナス金利などという奇策はしないですが)し、企業や銀行などの外部環境と内部環境が良くなれば、新規事業や投資で必要な資金の需要が現れるのですが、現在のようなマイナス成長もしくはゼロ成長近辺の状況では、民間銀行が優良な融資先を探しても見つからないと思います。また企業の方も「失われた20年」といわれるように長引いた不況もあって、財務状態を改善するのがやっとで、誰もがリスクを取って新しい事業をやれないというのが本音じゃなしでしょうか。このような状況のなかで、銀行への負担を一方的に増やせば、手数料を上乗せするか融資の審査基準を厳格化し不良債権化しそうな案件からは、早期に手を引いてしまうかもしれません。そうなると、資金循環がうまく回らず、景気がますます悪化する可能性が考えられます。

 

③ 過度な円安によるインフレ:マイナス金利がこのまま長く続くと、円安が進み物価が上昇してくるのが正常な経済です。つまりお金の価値より物の価値の方がどんどん上昇していくからです。安定的に上昇していけばよいのですが、日本のように食料・エネルギーなどの資源を輸入している国で、過度な円安になってしまったら困難なインフレになって市もう可能性も考えられます。現在のマイナス金利を適用している各国のレートは、ECB-0.3%、スウェーデン-0.5%、デンマーク-0.65%と日本よりも開き大きいため、過度な円安になることは、政策当局の失敗がないがぎり当分ないでしょうが。

 

 日本では、物価を上昇させるために約20年もこういった超低金利政策や量的緩和政策が続いていますが物価が上がるどころかその逆のデフレ状態に陥っています(CPI:消費者物価指数の統計のなかには、値上げされ量が少なくなった食料品や原油などの生活必需品は含まれていないため、本当にデフレなのかと庶民の私は思うのですが。)。これは、日本経済のファンダメンタルズも経済政策も両方おかしいのではないか考えられます。じゃなければ、この20年の衰退は、ありえないでしょう。日本経済を誤診し、間違った政策を続けてきているがゆえに、このような状況になっているのではないでしょうか。私自身、たくさんの間違いをしてるゆえに偉そうなことは言えないですが。住宅などの不動産をご購入お考えの皆様、先を読むことは大変難しいと思いますが急激な金利上昇などの悪い環境になっても大丈夫なように備えていきましょう。

 

次回「興味のあるモノ」

 


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